新型コロナウィルス感染で亡くなった方の搬送に関するガイドライン改正についての対応

2023年1月6日に【「新型コロナウイルス感染症により亡くなられた方及びその疑いがある方の処置、搬送、葬儀、火葬等に関するガイドライン」の改正について】という文章が厚生労働省より公表されました。

これに伴い、葬儀関係者における処置、搬送、葬儀、火葬までの運用の変更が必要となりました。

弊社の寝台搬送事業部では、当改正に従い社内のガイドラインを再度見直し、厚生労働省・経済産業省から新たに公表されたガイドラインに則った搬送業務を行うことといたしました。

搬送事業での対応の注意点

弊社搬送事業部での新型コロナウィルス感染症で亡くなった方の搬送対応としては

・発症日から10日間経過（無症状者では検体採取日から10日間経過）後に亡くなられた方のご遺体である。

・ご遺体に適切な感染対策（清拭及び鼻、肛門等への詰め物や紙おむつの使用等による体液等の漏出予防）を講じている。

・傷や持病、その他の要因により、ご安置後における体液漏出の可能性がない、または十分低いと予想されるご遺体である。

以上のすべての項目に当てはまる場合、通常のご遺体と同様に対応いたします。

※ご自宅や安置施設に安置後に体液漏出が認められた場合、ご遺族と葬儀事業従事者の感染リスクの軽減のために、ご安置先にて非透過性の納体袋に収容し、感染予防措置をとる可能性がございます。

＜体液漏出の可能性について対応が不確定な理由＞

体液漏出の可能性があるかどうかによっての、葬儀事業者の対応が不確定な理由として

以上が挙げられます。
病院にてエンゼルケアを施されたご遺体であっても、状態によっては体液の漏出が治まらないこともございます。葬儀社様に於かれましては、予めお客様に以上の点のご説明をお願いいたします。

なお、各自治体・組織・事業者の運営する火葬場での対応については、各施設の指針に従います。

上記の搬送対応をするためには、病院、葬儀社（搬送事業者・安置施設）、式場、火葬場においてガイドラインに沿った情報の共有が密に必要となります。

弊社寝台事業部では、厚生労働省の公表した「【【ガイドライン別添】情報共有シート」を、厚生労働省・経済産業省の提示したガイドラインに基づき、各関係事業者との連携を図ることを目的とし、厚生労働省の監修を受けて情報共有シートを作成いたしました。

下記リンクより情報共有シートをダウンロードして活用いただけますと幸いです。

事実上の規制緩和となった今回の改正によって、今後、新型コロナウィルス感染症で亡くなったかたでも面会や葬儀式を執り行うことが可能になっていきます。

弊社といたしましてもご家族がしっかりとお別れをする場を提供できるよう、各所専門機関と相談し、エンバーミングを施すことや、会場の動線の確保、あらゆるリスクを想定し管理をした上で、双方安全なご面会や葬儀式を実現してきました。

今後とも、ご利用いただく葬儀社様とともに、ご遺族の皆さんの心情に寄り添ったサービスを展開できるよう努めてまいります。

ご不明な点等ございましたらお気軽にお問い合わせください。

引き続き、ご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。

下記、厚生労働省のHPよりリンクを貼付致します。

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